サラバンドとは17、18世紀にヨーロッパの宮廷で流行したゆるやかな速度の三拍子の舞曲のことです。バロック音楽の時代には器楽曲の形式として発展しました。 このヘンデルの「クラヴィーア組曲HWV437」も、アルマンド・クーラント・ジーグの4つの舞曲からできていて、その3曲目にあたります。 荘重なテーマ曲から動きのある2つの変奏曲への変化を味わいながら弾いてみましょう。