この曲は『管弦楽組曲 第2番 ロ短調』に含まれている曲です。ポロネーズは名前の通りポーランドの舞曲を意味しています。 16世紀頃から宮廷の舞曲として欧州各地に広がりました。基本的には3拍子の舞曲ですが、ここでは実際に踊るためのものではなく、ポロネーズの形式を使った曲となっています。この曲ができた1700年代のフルートと言えば縦笛、つまりリコーダーのことを指していましたが、この組曲2番は横笛(トラヴェルソ)のために作られたものです。当時の楽器は、右手小指に1個のキーが付いているだけで、今のフルートよりもずっと単純なメカニズムのものでした。※この譜面はピアノ伴奏譜付きです。