J.マスネは、マイヤベーアやグノーと並ぶフランスで有名なオペラ作曲家のひとりで、歌劇『タイス』を始めとする26のオペラを作りました。『タイス』はアナトル・フランスの小説に基づく台本で作られたオペラで、舞台は紀元4世紀末のエジプト。ふしだらなタイス姫を救おうとするが、最後には彼女の魅力に取り憑かれてしまう修道僧アタナエルの物語。この「瞑想曲」は、第2幕の第1場で幕が下り暗転のまま演奏される“間奏曲”です。オリジナルでは、ハープとヴァイオリンのソロでしっとりと演奏されます。※この譜面はピアノ伴奏譜付きです。