アレクサンドル・プーシキンの原作に基づき1889年から翌年にかけて作曲された、オペラ『サルタン皇帝の物語』第3幕の前奏曲です。海を越えて魔法の島に飛んできた熊蜂の群れが、白鳥に変えられた王女の周りを飛び回る場面で使われる曲です。主人公の王子が白鳥(王女)を救うことがこのオペラのポイントになっているのですが、この時の蜂の群れが羽音を立てて飛んでいる様子を音楽にしたものです。今日ではヴァイオリンのソロ曲としても有名です。※この譜面はピアノ伴奏譜付きです。