この曲は、従来の”Requiem”(レクイエム)の歌詞(ラテン語)に、混声合唱(4声)によって作曲したものです。
主旋律はソプラノで、全ての声部が、ほぼホモフォニックに(言葉やリズムが同じように)動きます。
合唱(アンサンブル)によって、ハーモニー(純正律)の美しさを求めていただくことを望みますが、全ての声部をオルガン伴奏にして、主旋律のみを歌っていただくのも、素敵です。
歌いやすい音の高さ(調)に、自由に変えてください。
カトリックの信者さんに限らず、どなたでも、この曲に親しんでいただけたら、幸いです。
曲の速さは、基本的には表示通りですが、ところどころ、自由に変化させることも、歓迎します。
強さは、あえて示さず、高さの変化に合わせて、自ずと出ることを狙っていますが、これも、自由に強さを変化させて構いません。
ハーモニーの進行を妨げない程度に、簡単な装飾音が入っても、面白いかもしれません。
何よりも、ハーモニーやその変化を、一つ一つ丁寧に楽しんでくださると、嬉しいです。
この曲は、別に作曲した、“IN PARADISUM”(天国へ)と、セットで演奏するのも、お勧めです。
世界の全ての死者、特に、新型コロナウィルスで亡くなられた多くの方々の、ご冥福をお祈りいたします。