アイジョージさんは、結構、数奇な運命というか、生い立ちからデビューの経緯まで、非常に不思議な感じのする歌い手でした。デビュー当初は、田端義夫の2代目みたいな言われ方をしたりしていました。その後外国曲を中心に歌っていましたが、オリジナル曲では1961年には自作曲「硝子のジョニー」、1965年には純然たる歌謡曲「赤いグラス」を志摩ちなみとのコンビで歌い、ヒットさせています。特に「赤いグラス」はカラオケのデュエット曲の定番として長年親しまれました。同名で、日活映画にもなりました。