DA PACEM DOMINE（Antiphona） (中川 創一) / 合唱混声4部 初〜中級

この曲は、従来の ”Da pacem Domine” (Antiphona)「平和を与えてください、主よ」（アンティフォナ）の歌詞（ラテン語）に、混声合唱（4声）によって作曲したものです。

主旋律はソプラノで、全ての声部が、ほぼホモフォニックに（言葉やリズムが同じように）動きます。
合唱（アンサンブル）によって、ハーモニー（純正律）の美しさを求めていただくことを望みますが、全ての声部をオルガン伴奏にして、主旋律のみを歌っていただくのも、素敵です。
歌いやすい音の高さ（調）に、自由に変えてください。
カトリックの信者さんに限らず、どなたでも、この曲に親しんでいただけたら、幸いです。

曲の速さは、基本的には表示通りですが、ところどころ、自由に変化させることも、歓迎します。
強さは、あえて示さず、高さの変化に合わせて、自ずと出ることを狙っていますが、これも、自由に強さを変化させて構いません。
ハーモニーの進行を妨げない程度に、簡単な装飾音が入っても、面白いかもしれません。
何よりも、ハーモニーやその変化を、一つ一つ丁寧に楽しんでくださると、嬉しいです。

この曲は、「平和」を祈願するアンティフォナ（Antiphona）として、歌われるものです。
同じタイトルのものが、「平和」を祈願するミサ〔もしくは聖霊降臨後第18主日のミサ〕における、入祭唱（Intoroitus）にもありますが、後続の歌詞が異なります。
それも別に、"DA PACEM DOMINE" (Introitus)「平和を与えてください、主よ」（入祭唱）として作曲していますので、ご興味のある方は、是非ご覧ください。