本作品はシルヴィウス・レオポルト・ヴァイス(Sylvius Leopold Weiss, 1687- 1750年)のリュート作品〈カプリッチョ〉を鍵盤用に編曲したものです。原曲はニ長調ですが、鍵盤の適正音域であるイ長調に移調しました。そのほか、鍵盤で十分に弾き応えがあるように、対旋律を加えるなど、演奏効果を高めています。また、バロック時代の様式を尊重し、オリジナルの鍵盤作品であるかのように編曲することを心掛けました。