17世紀初頭、
イギリスのエリザベス朝時代に活躍したオーランド・ギボンズ(1583年- 1625年) の鍵盤曲です。
その当時の鍵盤楽器であるヴァージナルのために書かれました。
楽句ごとのまとまりが分かりやすいように、楽譜にはリハーサルマークを付けました。
また原曲では、
この楽譜に付けたAからFまでのリハーサルマークごとにすべて反復記号が付いていますが、コンパクトに演奏できるよう、
この楽譜では後半のEとFだけ繰り返すようにしました。
ですので、原曲とおりに弾きたいかたは、AからDまでの部分も繰り返しを入れて弾いてください。
また時代的にはJ.S.バッハより100年ほど前の、バロック音楽の始まるころにあたる曲ですので、フレーズの好きな箇所に装飾音のトリルを入れて弾くなどの工夫もしてみてください。