実は「G線上のアリア」というのは正式な曲名ではありません。原題は「管弦楽組曲第 3 番」といい ます。
原曲は弦楽のほかトラペットやオーボエも加わる曲で、そもそもヴァイオリンの独奏の曲ですらありませんでしたが、この第2楽章を編曲したものが「G線上のアリア」として有名になりました。
ギターはヴァイオリンのように1音を長く伸ばすことができませんが、一定のテンポで同じ音を鳴らすことで補うようにしました。
メロディー部が長音となっているところは、裏で対旋律を奏でていることもありますので、バランスに気を配りながら演奏してみて下さい。
対旋律を演奏する際に意識すべき事は、メロディー部分を担 当する弦に触れずに、音を途切れさせないことです。