「変わり者」として知られるサティの、その特徴が前面に押し出されたような曲で、聞く人によっては不安を覚えるような奇妙な曲調です。
クラシックの伝統を無視したような大胆な手法で多くの曲を残した彼の功績は大きく、後のドビュッシーやラヴェルなどの巨人たちにも影響を与えたと言われています。
アンビエント(環境音楽)という現代音楽のジャンルを聞いたことはありますでしょうか? ジムノペディはまさにアンビエントな曲調で、今から100年以上も前にこんな曲を書いたということがサティの素晴らしさを物語っている気がしますね。