トルコ行進曲（津軽三味線・替手タブ譜） (ヴォルフガング・アマデウス・モーツァルト) / 上級

原曲のキー通りのAmでアレンジしています。各社で別売りで配信しております演奏やカラオケも同様です。演奏はテンポ 128で弾いています。曲の長さは反復部分を整理して、一部音程をオクターブ変えて演奏してあります。なるべく原曲の装飾音なども、三味線でできるものは加えてあります。2パートはピアノ低音部をできるだけ近い表現で作っています。
1パートは、EADの三下り、2パートは、AEAの二上りで調弦します。合奏の際は、音程をそれぞれしっかり合わせてください。また、1パートは高めの調弦になっていますので、細めの弦を張ると良いでしょう。1パート、7.8小節の装飾音は、ウチを使って表現していきましょう。また、B の部分は和音で鳴らしていきます。ミファソ、ドレミ共に和音の際に中指と薬指の交換がありますので、丁寧に練習してみてください。また、25小節のトリルはウチハジキの連続で弾いてみてください。
Dの部分の2パートの装飾音はバチを滑らせて、音の粒を揃えて弾いていきましょう。ミの音はスタッカート気味に弾くと軽快な感じになります。
1パートのF 以降はかなりの難所です。スクイバチと押しばちが連続してさらに16分音符で、ポジションチェンジも多いです。バチはそれだけで、しっかりと精度を上げる練習が必要です。また、基本的には一つのツボに対して一つの指を担当するように運指を決めていくと良いでしょう。二の糸の7の人差し指から、一の糸の8に人差し指で移動するところは何度も練習してみてください。L の2パートですが、ウチを使って軽快な感じで、K との違いを出していきましょう。
配信されている演奏やYoutubeでの解説動画を参考に弾いてみて下さい。