作詞・作曲 鈴木道明
歌っていた日野てる子さんは、愛媛県松山市出身。松山東雲高等学校卒業。
1962年、全日本ハワイアンコンテスト優勝をきっかけに翌1963年に上京。バッキー白片らに師事する。
1964年、ハワイアン歌手として日本グラモフォンよりデビュー。
1965年に発表した「夏の日の想い出」がヒット。本分のハワイアンとは趣を異にする曲ではあったが、100万枚を超えるミリオンセラーとなったことから自身の代表曲となり、同年のNHK紅白歌合戦にも初出場を果たした。ちなみにこの曲は当初「ワン・レイニーナイト・イン・トーキョー」のシングルB面曲だったもので、ヒットにより後にA面としてジャケットを差し替え発売されている。
1969年、作曲家・編曲家の一ノ瀬義孝と結婚、翌1970年に引退。以後、1男1女を儲け主婦に専念していたが、子育てが一段落したのを機に1978年から歌手活動を再開した。
2003年12月に肺癌と診断され、以後入退院を繰り返すようになる。その間も活動は続けられたが、2007年12月を最後に休止。
2008年(平成20年)9月9日、肺癌のため東京都杉並区の病院で死去。63歳没。
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