東京・上野動物園では、2022年6月に満一歳の誕生日を迎えた双子のジャイアントパンダが大人気。
この愛らしいパンダの例にもれず、
双子というのはいつもどこか人をひきつけてやまない、誰もが愛したくなる存在にちがいありません。
バロック後期のフランスの作曲家フランソワ・クープランが書いたこの曲は、
知り合いの双子の姉妹に魅せられたことから生まれたともいわれています。
同じモチーフをもとにした、長調と短調の二つの曲がセットになっているところも、
双子の子どもが醸し出す可愛らしさや神秘的な雰囲気をあらわしているのかもしれません。
もとはクラヴサン用に書かれた曲ですので、
現代のピアノで弾きやすいように、スラーとタイを整理して音価を変更したところがあります。
それ以外は、
原曲とおりの調で、音符にも手を加えずに楽譜を作りましたので、
原曲の雰囲気をそこなわずに弾いていただけます。