前半が「パッサカリア」後半が「フーガ」で構成されるオルガン曲です。「パッサカリア」とは楽曲の形式の1つで、荘重で緩やかな3拍子でオスティナート・バスと呼ばれる低音主題が何度も繰り返され変奏されていくと言う特徴を持っています。後半の「フーガ」では、低音主題が次々と変化し複数の声部や音程で繰り返されます。ドラマティックかつ壮大に展開し、バッハのオルガン曲の中でも雄大なスケールが魅力の傑作と言って良い作品です。ここではトロンボーン5重奏に編曲しました。