
教会のオルガニストとしても活躍していたというフランスの作曲家フォーレの初期の作品。夢の中で恋人と過した甘美な時間と、それを切なく思い出す様子を描いた美しい歌曲です。歌の伴奏をしたことがある人にとっては、多少戸惑いのある内容になっているかもしれません。原曲から離れて、アルペジオ主体の伴奏に単音で訥々と語りかけるようなメロディをはめ込んだスタイルに仕上げています。[D]後半から[E]にかけては、身悶えるような感情の高まりや、もどかしさなどを描いいてみて欲しいです。今回添えたコードネームの考え方に対しては異論もあることと思いますが、例えばギターとアンサンブルを楽しんだりする時のヒントとして活用して欲しいという願いもあります。歌曲のようにテンポを揺らす解釈はもちろん、イン・テンポのジャズ・ワルツ風な演出も素敵なので、試してみてください。