-Arabesque No.1- 「2つのアラベスク」より「第1番」
C・ドビュッシーの初期のピアノ作品であり、最も親しまれている作品と言えるでしょう。
1888年に作曲されたこの作品はロマン派に典型的な三部形式による小品となっており、グリーグやフォーレ、マスネなど先輩達の影響も感じられますが、機能性を逸脱した進行や「五音音階」を多用した旋律はその後、20世紀音楽の扉を開いた彼の特徴が現れています。