「函館の女」(はこだてのひと)は、北島三郎の14枚目のシングル。 1965年11月10日に日本クラウンから発売されました。本作は140万枚を記録する大ヒットとなりました。
作詞の星野哲郎の述懐では、当初は「(女が)東京へ出てくるという歌にするつもり」で詩を書いたが、レコーディングディレクターの助言で「函館をテーマにしたものに変えた」ということです。
島津が星野の詩に曲をつけたがうまく旋律がおさまらず、星野に「最後の1文」の追加を依頼しました。星野もそれがなかなか浮かばず、途中で小用を足して戻ってきたときにふざけて言った「とても我慢ができなかったよ」が島津に採用されたといいます。
発売当初はA面が「北海道恋物語」、B面が「函館の女」でしたが、後にA面とB面が入れ替えられました。
永谷園 から発売されているお茶づけ海苔シリーズの「さけ茶づけ」のCMで1971 - 2003年の間と2012年の発売60周年記念でこの曲の替え歌が使われていました。
1988年3月13日の青函連絡船最終運航の際、この曲の大合唱となったというエピソードもあります。