単身でアメリカ西海岸に乗り込んだ鈴木茂が、現地のミュージションを集めて制作したアルバム『BAND WAGON』。ソロ名義としてはデビュー作に当たる75年発表の名盤から「微熱少年」を紹介しよう。
センター定位のギターを中心に、Lch側にエレクトリック・ピアノ、Rch側にクラビネットを配したアンサンブル。ベーシック・トラックをGt-1として上段に、ソロ・パートをGt-2として下段にまとめた。近年のライブ映像では、1弦のみを全音下げた変則のドロップDチューニングで両パートをカバーしているように見えるが、ここではベーシック・トラックをレギュラー・チューニング、ソロ・パートを先述の変則ドロップDチューニングとして記譜した。