17〜18世紀のドイツの作曲家・リュート奏者、シルヴィウス・レオポルト・ヴァイスの曲。かつてセゴビアがレパートリーに入れていました。大変きれいな曲ですが、セーハをしながら内側の弦(2~5弦)を弾く箇所が多く、左手の運指はかなり難しいです。前半と後半に構成が分かれており、前半は優しい音色で歌いまわしながら、低音パートと高音パートで二重奏をしているような感覚で弾きます。一方、転調したあとの後半は、前半と対比するようにリズミカルに淡々と演奏します。