さくらんぼの実る頃の儚い恋と失恋の悲しみを歌った曲。
あまり知られていないエピソードとしてこのようなものがある。
1871年、パリで労働者たちによる革命が起き、軍との激しい市街戦が繰り広げられる中、コミューンの立て籠もるバリケードにさくらんぼのかごを携えた看護師ルイーズが現れる。ルイーズは危険をかえりみずに負傷者の手当にあたったが、自らも戦闘に巻き込まれて亡くなってしまう。
コミューン崩壊後の1875年前後からコミューンへの弾圧、特に参加者が多数虐殺された「血の一週間」を悼む思いを込め、第三共和政に批判的なパリ市民がしきりに唄ったことから、有名となった。
アニメ映画『紅の豚』で挿入歌として用いられた。