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368 eb

津軽海峡・冬景色(E♭譜アルトサックスなど) (石川 さゆり) / 初〜中級

楽譜ID : 204580
76
初〜中級
他の楽器・編成:フルート / テナーサックス
全2ページ
368 eb 1
368 eb 2
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原曲キー

Eb譜(アルトサックス、バリトンサックスなど用)

メロディ譜
コード付き

タイトルが先に決まっており、三木たかしが作曲したメロディに阿久悠が作詞をした。
その際に阿久側から「津軽海峡冬景色」のフレーズで終わるように要望があった。
歌詞の内容は、東京を発って本州最北端の青森県にたどり着き、津軽海峡をこえて北海道に渡る人々を描いた叙事詩である。
この曲は当時、東京都にとって北日本(北陸地方を含む)への玄関口であった上野駅から夜行列車に乗り、雪が降る青森県・青森駅で降りて、黙ったままボーディング・ブリッジを渡って本州から津軽海峡を隔てた北海道・函館駅に向かう青函連絡船へと乗り継いで行く人々の描写がある。
すなわち、北海道に縁がある人々の移動を表現したものである。
歌詞には青森県の風景が織り込まれているが、青森県民の日常的行為ではない。

発売当時、首都圏と北海道との間の交通手段は(旅客機やフェリーの他に)、青函連絡船を介した日本国有鉄道の列車があった。
この頃は東北本線経由の「はくつる」「八甲田」、常磐線経由「ゆうづる」「十和田」などの夜行列車があり、青函連絡船への接続を前提に多数運転されていた。
歌詞は竜飛崎の回想までで、青函連絡船上の津軽海峡で北海道に帰る女性の心情を吐露させて終わる。
この曲は三木が作曲だけでなく、編曲も手掛けている。「イメージの中の“荒波”がどこかにあったので、イントロから作りだした」と、NHKスペシャル「三木たかし〜時代を彩った作曲家〜」(2009年放送)で語っている。
イントロのテナーサックス演奏は佐野正明。
歌のタイトルの「津軽海峡」の後に中黒(・)を入れた理由を阿久自身は覚えておらず、後には「津軽海峡冬景色」という一つの象徴語なので、中黒は不要だと考えるようになったという。


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