「ルビーの指環」は、1981年に大ヒットした寺尾聰の看板曲だ。オヤジ世代ならすぐに口ずさめる懐かしき“時代の名歌”だが、奥田民生&山崎まさよしがライブでカバーしていたこともあるので、若い世代でも聴き覚えのある人は多いだろう(原曲を知らない人は、お父さん&お母さんに聞いてみよう。きっとすぐに歌ってくれるはずだよ!/笑)。レコーディング・ギタリストは、当時敏腕ギタリスト・ミュージシャンとして売り出し中の名人=今剛。ちなみに、この曲は同年のレコード大賞にも輝き、楽曲制作関連の賞を総なめにした(作曲賞は寺尾聰、作詞賞は伝説のバンド“はっぴいえんど”から作詞家に転身した松本隆。編曲賞は、当時のフュージョン・ブームを牽引したグループのひとつ、パラシュートで今剛とともに活動していた、新進気鋭のアレンジャー=井上鑑・・・・・・という豪華な布陣)。今回は今剛の生々しいプレイを堪能してもらうため、1981年に行なわれたスタジオ・ライブ・バージョンを採譜。そのバッキングとソロ&オブリの2パートを1段階にまとめたのがこの譜面だ。なお、原曲はkey=Gmだが、本テイクはkey=Amにアレンジされている。