
原曲キー
C譜(ピアノ、ギター、フルートなど用)
メロディ譜
コード付き
「駅」(えき)は、中森明菜の楽曲。竹内まりやが作詞・作曲を手掛け、中森明菜へ提供した楽曲で、1986年発売の中森のアルバム『CRIMSON』に収録された。
この中森のアルバムの中でも好評な曲であったが、翌1987年に竹内まりやがセルフカバーしてシングルとしても発売し、これによって一般的に広く知られるようになった。
かつての恋人の姿を駅で偶然見かけた女性が、隣の車両に乗り、降りるまでの間そっと彼のことを見続ける、という切ない恋の情景をマイナーコードにのせた「駅」は多くの人々の支持を獲得し、他の歌手もその後カバーするなど人気曲になった。
竹内は自身のベスト・アルバム『Expressions』のライナーノーツの中で、「'86年に中森明菜さんのアルバム用の依頼が来た時、 テーブルに彼女の写真を並べて、情景イメージが出て来るまでずっと見つめていました。せつない恋物語が似合う人だと結論を得た私が、めずらしくマイナーコードで一気に書き上げたこの曲を、のちに自分も歌い、今のようにスタンダードな存在になっていくと夢にも思いませんでした。明菜ちゃんからの依頼がなければ書けなかった歌です」と作詞・作曲の経緯について述べている。