○楽曲情報
Concertino for Oboe and Piano
作曲:金山徹 (KANAYAMA, Tohru)
演奏時間:10'00"
グレード:4
○楽曲解説
オーボエ協奏曲といえば、モーツァルトに代表されるようにクラシックの曲が大半ですが、小編成吹奏楽との協奏曲を書くにあたり、吹奏楽の多様性を生かしポップス協奏曲としました。この版はそのピアノリダクション版です。
リズムもテンポも違う3つの部分(8ビート&ボサノヴァ、バラード、16ビート)で構成されており、ソロ・オーボエには途中に長短2種類のカデンツァがあります。短いカデンツァの後に、コーダとしてバラード部分が再現されます。8ビートのパートには、ソロ・オーボエ、フルート2本、クラリネットの4声でのジャズ風のソリ、16ビートのパートには80年代ディスコ風のブラス・セクションのフレーズも出てきます。
初演時は、バンドの各パートは1 本ずつ(クラリネットはdiv. があるので2 本、オプショナル・パートなし)でしたが、各パートとも複数人数で演奏しても構いません。特にクラリネットとホルンは、複数の方がバランスが良いと思います。ポップス作品ですので、可能であればソロはマイクを使っていただき、バンド(特にドラムセット)の音量を必要以上に落とさないようにしてください。なお、ソロはソプラノ・サックスでも演奏可能です。
2017 年12 月小江戸ウインドアンサンブルの3rd コンサートにて、宮村和宏氏のオーボエ・ソロで初演。
○楽器編成
Oboe (*Soprano Saxophone in B♭)
Piano
*Electric Bass
*Drum Set
*...Optional