一瞬「G線上のアリア」?と思ってしまうようなバロック調の曲です。
1967年イギリスのロックバンド、プロコル・ハルムのデビュー曲として発表されてから長い間親しまれて来た、誰でもどこかで聞いた事のある印象深い名曲です。
イントロの重厚感のあるハモンドオルガンと下降するベースラインは、ヴォーカルパートに入ってもそのまま保たれ、そこへロック調のドラムが加わり、バロックとロックの融合というたとえようのない印象的なオリジナリティでロック史上に残るヒット・ナンバーです。
編曲はそんなバロックのイメージを保ちながら3声のシンフォニアのようにヴォーカルとハモンドオルガンの旋律を絡め下降するベースラインを一貫して保ち、2コーラス目からはリズム変奏でロックの雰囲気を少し取り入れましたが、エンディングはバロックらしくカデンツの終止形で終わります。
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【中級】