序曲「夏の夜の夢」～金管アンサンブルのための～ (フェリックス・メンデルスゾーン) / アンサンブル金管 中〜上級

序曲「夏の夜の夢」は、もともとドイツの作曲家フェリックス・メンデルスゾーンが、ウイリアム・シェークスピアの戯曲「夏の夜の夢」を読むことでインスピレーションを得て作曲された、姉ファニーとの連弾用を楽しむためのピアノ曲でした。
ほどなく本人によりオーケストラ版に編曲されましたが、その時期は1826年、メンデルスゾーンがわずか17歳の頃でした。

そしてその後16年の時を経て、当時のプロイセン王ヴィルヘルム４世の依頼により「劇付随音楽」として序曲以外が作曲される、という一風変わった経緯で作曲された作品です。

序曲「夏の夜の夢」は、夏至の前夜（ワルプルギスの夜）の祭りは、妖精や魔女などが現れ大騒ぎをするというような言い伝えがある通り、まるで妖精の世界にすぅっと誘われるかのようなひと吹きの風を表す４つの和音で始まり、妖精の羽ばたきのテーマを経て妖精王の王宮の音楽、恋人たちのテーマと続き、道化師、狩猟の音楽を経て再び妖精が舞い、風に誘われ消えていく。

この幻想的な作品を金管十重奏に編曲しました。（トランペット、ホルン、トロンボーンともに3とテューバ1）
1st TrumpetはPiccolo Trumpetの持ち替えがありますが、オプションです。無理に用意する必要はありません。

■編成
金管アンサンブル（十重奏）

■調性
E♭ Major （原調：E Major）

■楽譜の内容
楽譜PDFは以下で構成されています。
・スコア（総譜）
・01 1st Trumpet in B♭(option: Piccolo Trumpet）
・02 2nd Trumpet in B♭
・03 3rd Trumpet in B♭
・04 1st Horn in F
・05 2nd Horn in F
・06 3rd Horn in F
・07 1st Trombone
・08 2nd Trombone
・09 Bass Trombone or Euphonium
・10 Tuba