「夜想曲」は、ドイツの作曲家フェリックス・メンデルスゾーンが、ウイリアム・シェークスピアの戯曲「夏の夜の夢」を読むことでインスピレーションを得て作曲された劇付随音楽「夏の夜の夢」の中の一曲です。
ストーリーは妖精たちが躍り出て宴を催すという夏のある夜、四人の男女(そして妖精の王と王女)が妖精パックの惚れ薬によるいたずらに翻弄されながらもめでたく二組の夫婦となる、というものですが、いたずらのせいで起きた大混乱を鎮めるために、パックは魔法で四人の男女を眠りの世界へ誘います。「夜想曲」とともに四人は眠りに落ち、そして目覚めた時にはすべてを忘れ、元の四人の関係に戻るのです。
原曲は美しくも伸びやかなホルンの独奏のフレーズをホルン三本で表現しました。また、EuphoniumとBass Tromboneはどちらでも演奏可能のようにしていますが、中間部の大きなうねりをEuphoniumとTubaで表現しているため、Euphoniumを使用しない場合は一部演奏するフレーズが異なります。
また、こちらも長い曲のためショートバージョンを用意しました。演奏するプログラムや力量、体力などを考慮の上どちらを演奏するかを決定してもらえればと思います。
■編成
金管アンサンブル(十重奏)
■調性
E♭ Minor (原調: E Major)
■楽譜の内容
楽譜PDFは以下で構成されています。
・スコア(総譜)
・01 1st Trumpet in B♭
・02 2nd Trumpet in B♭
・03 3rd Trumpet in B♭
・04 1st Horn in F
・05 2nd Horn in F
・06 3rd Horn in F
・07 1st Trombone
・08 2nd Trombone
・09 Euphonium or Bass Trombone
・10 Tuba