※ステップ渋谷地区エレクトーンコンチェルト企画推薦曲
超絶技巧の難解な作品の多いリストですが、この「愛の夢」のように穏やかで
ロマンティックな小品が少なくありません。
ロマンティックで、甘美なメロディー、ピアノらしさをふんだんに感じさせるフレーズ。
「愛の夢」というタイトルで3曲の歌曲であったものを、ピアノ独奏として編曲し、
三つのノクターンとして発表。
今ではこの第三曲だけをさして、大変人気のあるピアノの名曲となっています。
編曲では、ピアノ原曲の難易度の高さから離れ、ピアノとエレクトーンの活躍する
バランスを同等に配分し、元来が歌であったことを意識して、
テーマの部分を大きくとりあげた3分程度のサイズにしてあります。
あまり無理がなくとも原曲のイメージでアンサンブルできることや、
今の時代の愛の夢を奏でるかのようなイメージを持たせるために、
後半には、原曲にないテンションを含むハーモニーを使いました。
柔らかで、優しく語りかけるかのようなフレーズのかけあいや、
さわやかで、深い愛で満たされた雰囲気をかもしだす音色をセットして演奏して下さい。(編曲者によるコメント)