【color5楽譜】ラヴェル 組曲「鏡」から第1曲「蛾」 (モーリス・ラヴェル) / ピアノソロ 上級

譜読みがラクになる新記譜法color5による出版第15弾は、ラヴェル作品で特に譜読みが難しい「蛾」です。

組曲「鏡」の第1曲として作曲された「蛾」は当時はもちろん現在でも和声的な斬新さが失われていません。それだけに♯・♭などの臨時記号が多く付与されており、譜読みを難しくしています。
また、右手で弾くか左手で弾くかを五線の上下段に音符を置くことで表現しているため、音楽の流れ(蛾の動き)が図形的には見えづらくなっています。

それらをcolor5記譜法は次のように解決しております：
　(1)全ての音符に♯♭を示す色を付与
　(2)音の高さと五線譜上の音符の高さを一致

(1)により臨時記号が無くなったため、譜読みがラクになっています。また(2)により、音の動き・蛾の飛翔が図形的に分かるようになり、音楽の把握が早くなります。

なお、左右の手の割り振りは、指使い番号の上下により表現しております。音符の上に数字があれば右手を想定。運指については、作曲者のものと編者のものとが区別出来るように付与してあります。また、自分で運指を考えたい方のために、運指の記載のない楽譜も同梱しております。

また、いつものように譜めくリスト不要なように譜を割り振ることができました。譜めくり箇所は1箇所。片手が空くところに改ページを当てておりますので、気持よく練習・演奏できると考えております。

ラヴェルについてはこの「蛾」が好評であれば、「夜のガスパール」「優雅で感傷的なワルツ」「クープランの墓」なども引き続き出版させていただこうと考えております。

【仕様】
記譜法：color5　(カラーユニバーサルデザイン準拠)
運指：有り無し同梱
サイズ・ページ：A3横 4ページ(x2)
踏めくリスト：不要
原典版仕様です(編者が追加した運指が分かるようにしてあります)
底本：春秋社版、ペルルミュテール版、初版　(正確と言われる春秋社版の勇み足も修正しました)

もし、音の誤り等発見いたしましたら、ご連絡いただければと思います。修正が必要なものであれば、こちらから連絡し改訂版を送付いたします。