「アリエッタ」は叙情小曲集の第1集の第1番の作品であり、この曲は30年以上も経た後、変奏されて最終曲「余韻」として再び登場します。最終曲はフェルマータで余韻を残し、まだその先を予感させるような、非常に美しい締めくくりになっています。 このアレンジでは、その「余韻」の雰囲気も取り入れながら、主題がハーモニーの変化とともに次々と展開されていきます。フルートとクラリネットのやわらかな音色と、3人と奏でるハーモニーの変化。様々な響きの色合いを味わってみて下さい。