子守唄というと、赤ん坊を寝かせる時に歌うものというイメージがありましたが
「竹田の子守唄」は”守り子唄”と呼ばれるものでした。
守り子唄は一種の労働唄。
といってもわずか5~12歳くらいの少女が他人の赤ん坊の世話をするのです。
特に部落の場合、子どもとはいえ、
学校に行くような余裕がない家庭が多かったことから守り子になっていったのです。
差別、貧困・・・今では考えられない現実が、
ほんのつい最近までこの日本にあった。
その中から生まれた「竹田の子守唄」を次の世代にも伝えていきたいです。