ラフマニノフのメロディーは甘くせつなく、映画音楽はもとより
さまざまなシーンで使われています。
変奏曲形式としてピアノとオーケストラのために創作された
《パガニーニの主題によるラプソディー》の第18変奏《アンダンテ・カンタービレ》
もそのひとつですが、従来ピアノソロ用に編曲された楽譜は初心者向けのものがほとんどでした。
それに飽きたらず、自分で編曲した上で1994年4月のリサイタルの際に
アンコール曲として披露するに至ったのが、この楽譜の由来です。
この楽譜を通じてラフマニノフの魅力を満喫していただければ幸いです。