「すべての人の心に花を」というフレーズは1964年東京五輪のアナウンサーの実況がもとになっている。
1964年東京オリンピックの閉会式では、整然たる入場行進がされた開会式とは逆に、選手たちは各国入り乱れ、肩を組み肩車をし、踊り笑う者あり、別れを惜しんで泣く者あり、互いに祝福し合いながら入場行進を行った。
そこには国境や人種といった人類の垣根を越えた「平和の祭典」の姿がたち現れていたが、テレビの中継でこの模様を見た喜納は涙がこみ上げる感動を覚えたという。
実況のアナウンサーの、「泣いています……笑っています」という言葉とともに、この日の感銘が歳月の中で喜納の中で発酵して生まれたという[1]。
オリジナル・バージョンは、1980年に喜納昌吉&チャンプルーズの2枚目のアルバム『BLOOD LINE』に収録。