NHK「のど自慢」のテーマ曲(作曲・鈴木邦彦氏)に出てくる鐘の音を、オリヴィエ・メシアンの「移調の限られた旋法」に基づく鐘の表現に置き換えたら・・・という実験。
「のど自慢」に、メシアン《みどり児イエスに注ぐ20の眼差し》の第13曲《ノエル》の要素をコラージュして構成してある。題名は、メシアンの初期のピアノ曲《ポール・デュカの墓への小品》をもじった。
ピアニストの大井浩明氏の委嘱により、2010年に発表した《鈴木邦彦頌》を翻案する形で、2014年に制作した。
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西日本では2014年6月15日に兵庫・芦屋で、東日本では同年12月1日に東京・恵比寿で、大井氏によって初演された。
終盤にossiaがあり、楽譜とサンプル音源には2通りのバージョンを収録してある。