タイトルは藤原実方朝臣の歌「かくとだに えやはいぶきの さしも草 さしもしらじな もゆる思ひを」から引用しました。冒頭でこの曲の幾つかのモティーフが緩やかなメロディーとともに提示されます。次第に音楽は厚みを増し、Allegro へと誘います。その後、優美な中間部を経て、リズミックな音楽となり力強いコーダとともに曲は終わります。 この作品は、島根県川本町湯谷温泉吹奏楽作曲コンクールにて第3位を受賞しました。