第1楽章 アレグロ 春がやってきた、小鳥は喜び囀りながら祝っている。小川のせせらぎ、風が優しく撫でる。春を告げる雷が轟音を立て黒い雲が空を覆う、そして嵐は去り小鳥は素晴らしい声で歌う。鳥の声をソロヴァイオリンが高らかにそして華やかにうたいあげる。
このような劇のト書きみたいなものがいちいちついているのが、このヴィヴァルディの『四季』ですが、イメージしやすいうえに、思い込みも少なく、大変後世の人間としては助かります。ヴィヴァルディー自身がつけたものであるとされています。