天国と地獄(てんごくとじごく)はジャック・オッフェンバックによって作曲されたオペレッタ『地獄のオルフェ』の別題で、特に序曲の第3部を指すことが多いです。
オルフェと聞いて、あのオルフェと関係あるのかと思われる方もいらっしゃるかもしれません。そう、ギリシャ神話に出てくる『オルフェウス伝説』のオルフェウスと同じです。そして、これはこのブログでも取り上げた、グルッグの『オルフェウスとエウリディーチェ』という歌劇でも題材とされたものです。しかし、全く違うのが、オッフェンバッハによってなされているのは、ギリシャ神話のパロディとしてのもので、それこそがオペレッタなのだと思います。