原曲版。1892年頃の作とされている。彼も作曲家として、旋律やリズムそのものから聴き手にインスピレーションを与えるような作品づくりをめざした。もし〈悲しい歌〉というタイトルがなかったとしても、誰もが悲しい気分を呼び起こされるはずだ。5拍子の独特なリズムに乗せて、ゆっくりと歌われる旋律からあふれ出る雰囲気を、ありのままに表現したい。