〈組曲 第2集〉の第1組曲より。主題では、4拍目の8分音符がアウフタクトとなって次の小節への推進力を高めている。短いながらも、何度も口ずさみたくなるような愛らしい雰囲気にあふれたこの旋律は、続く5つの変奏のいずれにおいても明確に聴き取ることができる。全体に快活な動きが中心になっているので、旋律の流れを感じながらもはつらつと演奏したい。