鍵盤上で繰り広げられる華麗な「音の競演」が充分に味わえる。作曲者は、「……トッカータは楽想によってタクト(テンポのこと)を速くしたり遅くしたりしてもよい……トッカータは異なる曲想をもつ幾つかの部分からなるが、すべて通して弾く必要はなく、好みによって部分的に取りだしてもよい……」と述べている。自由な発想をもって演奏したい。