最初期のクラヴィア作品。1704年、バッハが弱冠19歳の時に書かれたこの作品は、軍隊でスウェーデンに赴任することが決まった次兄の出発の際に書かれた。第1曲から第6曲まで、兄と友人たちとの別れの場面に立ち会った作曲者が、その様子を時間の流れにそって物語的に描写している。