原曲版。作品6-1。マズルカは一般に3拍目のアクセントを特徴とする3拍子の舞曲として知られている。60曲にものぼるマズルカの中でも、この曲は初期の作品だけあって、単純ながらも素朴な「舞曲らしさ」を感じさせる。16小節の主題が、挿入部分をはさみながら繰り返されるロンド形式をとっている。挿入部分では主題と対照的なリズムが使われており、この表情の対比が面白い。