サティ スポーツと気晴らしより 魚釣り (エリック・サティ) / ピアノソロ その他

〈スポーツと気晴らし〉は1914年に書かれた小品集。その序文においてサティは「これはデッサンと音楽という2つの芸術的要素によって構成されている」と説明している。調号、拍子、小節線は一切なく、サティ自身による諷刺のきいた詩が加えられている。この〈魚釣り〉は、水の流れを表す8分音符の連打の中で、16分音符と4分音符によって1匹の魚の動きを浮かびあがらせている。短いけれど鮮やかな動きの描写が展開される。