2009年(平成21年)9月にリリースされた「いきものがかり」の15枚目のシングル。アルバム『ハジマリノウタ』にも収録。作詞・作曲はリーダーの水野良樹。NHK『みんなのうた』2009年8・9月放送曲。同年度NHK全国学校音楽コンクール:「中学校の部」課題曲。卒業式ソングの定番。曲全体としてはd mollとなっており、少し不安を感じさせるような印象を受けますが、歌詞は未来へ向かって飛び立っていこうという前向きな、背中を押してくれるようで、調整とは対に鳴っています。最初のピアノのモチーフがこの曲全体の柱になっています。Aメロに入ってからも和声がそのまま動いていて、最後のクライマックスでもピアノの他にオーケストラも加わり、よりダイナミックスになっていきます。更にはこのモチーフはどこにでてきても解決せずに終わっています。特に分かりやすいのは最後です。和音になっておらず、全ての楽器、音がdで終わっています。これは人それぞれの未来は違っていて決まっていない、ということを意味しているのではないでしょうか。d mollの不安を感じつつも、自分の決意と、これから歩んでいく未来に向けてのメッセージとして捉えながら弾いてみましょう。
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