ジェシー・カリマ初期の代表曲「スターズ・アンド・ストライプス・フォーエバー(星条旗よ永遠なれ)」を紹介します。コードを弾きながらメロディを奏でる“ジャカソロ”のルーツとも言われる偉大なバージョンであると同時に、ウクレレでこの曲を弾く時の定番アレンジにもなっています。この時期のジェシーはレギュラー・チューニング(ハイG)。全体をとおして、ジャカソロと素早いアルペジオで構成されている。コード・ストロークには適宜ロール奏法がとり入れられ、これがノリを出す決め手に。[A]3~4小節目や7~8小節目ほか随所で見られるアルペジオは、4弦を親指、2弦を人差指、1弦を中指で弾く3フィンガー・スタイルでのプレイだ。[F]はディミニッシュ・コードを押弦したままの平行移動で、グリッサンド(g.)部分はストロークしながら徐々にポジション・アップしていく。