
1978年にリリースされた山口百恵の「プレイバック part 2」は、シングルで50万枚以上のセールスを記録した大ヒット・ナンバー。百恵の現役時代後半に多くの曲を手がけた阿木煙子・宇崎竜童の名コンビによる楽曲で、これに萩田光雄の編曲というゴールデン・チームによって制作された日本ポップス史に漂然と輝く名曲である。同時に、ギター名演としても知られるが、実はこれまで誰がブレイしたものかは謎に包まれていた。しかし、取材を行なったところ、あのギターが矢島質のプレイだったことが判明したのである。
本曲はギターのツイン・リードがあったり、合間に入るフレーズが印象的だ。当時を知る方たちならば弾いてみればすぐに”ああ、これこれ!”と懐かしい思いが込み上げてくることだろう。サウンドも、ギターは程よく枯れたクランチ・トーンがとてもカッコイイし、ほかの楽器の音も生っぽさがリアルでいい。今のようにテクノロジーが進歩していないこの時代の音にもぜひ耳を傾けていただきたい。