
『翼をください』をソロギターにアレンジしました。
この曲は、1971(昭和46)年に、フォークグループ「赤い鳥」が発表した名曲です。
この歌は、翼をつけて空へ羽ばたくというただの夢物語ではなく、自由がない現実と向き合う人の切実な願いとして、多くの人の心に響いてきました。
ソロギターで奏でると、その「悲しみ」や「自由へのあこがれ」の両方を美しいハーモニーで表現できるのが魅力です。
ぜひあなたも、この曲をソロギターで弾いてください。
【曲のキーについて】
山本潤子さんが歌うキーはAですが、ソロギターで弾くには難易度が高くなります。
そこで、今回のアレンジでは、弾きやすさと高音域のキラキラ感を両方実現するために、カポタストを5フレットにつけて、キーCで弾くことにしました。
【わかりやすい楽譜】
この楽譜は、ソロギターに初めてチャレンジする人でも迷わず弾けるように、楽譜に2つの工夫をしています。
1つめの工夫は、音符に色をつけていることです。メロディーは赤色の音符、ベース音は青色の音符、コードトーンは黒色の音符です。
2つめの工夫は、TAB譜の上にコードダイアグラムに似た特別な指板図『奏法指板図』をつけていることです。
この奏法指板図では、左手で押さえる場所は「●」、右手で弾く弦は「○」で表しています。
この奏法指板図は、メロディーやベース音、コードチェンジのタイミングなど、演奏の支援となる場所につけています。
【演奏の解説動画】
この曲のソロギター演奏を解説した動画があります。
動画では、この楽譜通りに弾いた音源を聴くことができるので、楽譜だけではイメージできなかった弾き方を理解することができます。