
日本のフュージョン・ブームの時代からシーンを牽引する存在のひとつであるバンド“カシオペア”は,ギターの野呂一生を中心にメロディアス&テクニカルなサウンドで,多くのリスナーを魅了し続けてきた。メンバーは変遷があるものの皆,現在の日本の音楽シーンには欠かせない凄腕プレイヤーばかりである。これは1982年にリリースされたファンの間では伝説の名盤『ミント・ジャムス』からの選曲。ライブ収録ならではの見せ場として,ドラム・ソロとベース・ソロがたっぷりと披露されていることに加えて,ある仕掛けがあることでも有名。というわけで,ギタリストはもちろんのこと,ベーシストやドラマーにも大人気の曲であるが,ここでは野呂一生の堅実かつ熱の入ったプレイに注目してみたい。ちなみに,オリジナル・バージョンはこの前年の81年に発表された5作目『クロス・ポイント』に収録されている。