
ポピュラー音楽の楽曲構成は、“1番→2番→Cメロ→ラストのサビ”のように進むのが一般的ですが、「ねっこ」はそのセオリーを崩している自由律俳句のような楽曲になっています。例えば、1回目のサビ[D]のあと、2番を待たずにCメロ[E]に入ることにより開放感があります。そのため、[D]はメゾフォルテに留めてセーブし、[E]で一気に盛り上げると効果的です。また、[F]で一度落としたあと、ラストのサビに行く前に間奏[G]がありますが、ここのサビのメロディは、原曲も分厚いトリングスで鳴っていますので、間奏と言えど、かなり盛り上げて良い場面ということになります。このように、楽曲全体で見た広い視点で盛り上げる箇所を工夫する必要があります。※歌詞は掲載していません